シコウ錯誤の日々

ナル(4歳男児)とトモ(2歳男児)のハザードレベルを上げるために日々奮闘中。

「男の子、女の子」 Kawaiiの衝撃

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ナルが大喜びし、お父さんを沼に引きずり込んだ罪深いカード

 

 

レッツ ガンバライジング!

『男の子』向けのおもちゃの沼は深い。

ミニカー、プラレール、仮面ライダー、スーパーヒーロー、etc...

どいつもこいつも、コレクター性が高かったり、射幸心を煽ってきたりと、子供相手にも容赦が無いな!

 

そんなことを考えたりもしていた。

 

 

最近のナルといえば、相変わらず仮面ライダー大好きで、ゲーセンのガンバライジングに夢中である。

週末が来ると、お父さんを急かしてゲーセンに行き、ガンバライジングに興じる。

先日、非常に強いカードであるレジェンドレアカードが出た時は、ガッツポーズをして私に抱きついてきた。

こんなに喜ぶのかとお父さんはちょっとだけ引いた・・・

 

 

そんな感じで日々増えまくっているガンバライジングカードであるが、記載されている情報量が非常に多いので、大いにナルの成長に役立っていたりもする。

 

ナルは4歳にして記載されている表面のコストと裏面のコストを足し算したりもしている。

「3と7は10! 2と6は8!」

こんな感じである。

まだまだ指を使うことも多いが、足し算の概念に興味を持ってくれたのは有り難い事だ。

親としては「この機を逃すな!」とばかりに、 楽しい算数教育は開催されている。

 

また、ご飯を食べる際には 『コウゲキ=お肉や魚 ボウギョ=野菜 タイリョク=ごはんやパン』を食べることによってアップする!という説明をしてやってから、ご飯を食べる量が大幅に増加している。

まさに、「ありがとう、ガンバライジングカード!」である。

こうなると「100円でゲームが出来て、カードまで貰えるなんて実質無料みたいなものじゃないか!」という気持ちすら湧いてくる。(錯覚)

 

親としては、子供が興味を持ったもの、情熱を燃やせるものに、親の都合の何かをリンクさせるのが正解なのだろうな、と改めて思った出来事であった。

仮面ライダーの力によって、カタカナもぜひマスターしてもらいたいところだ。 

 

 

なお、全くの余談ではあるが、最近ではお父さんもガンバライジングにちょっとはまっており、全国対戦に興じたりしている。

 

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全国対戦ランキング入りしたぞう! 

 

 

ハッピーセットとDVD

先日、マコと別行動でナルトモとお父さんで行動していたときのことである。

午前中を児童館で過ごした後、昼食をマクドナルドでハッピーセットを食べることにした。

ちょうど新シリーズが始まったばかりだったしね。

 

店内に展示されているハッピーセットのおもちゃ一覧を見て、ナルはプラレールを、トモはリカちゃんのおもちゃが欲しいとのこと。

これまでもトモは時々、女の子向けのおもちゃを欲しがることがあったのでこの選択には特に問題は無い。

ジェンダーフリーとは、本人の意思がそうなのであればそうするという部類のものだとも思う。

 

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でも、ハッピーセットのおもちゃって袋を開けるまでが本番で、その後はあまり遊ばないんだよなぁ。

相変わらず、この日貰ったハッピーセットのおもちゃのプラレールは早々に飽きられ行方不明になったり、リカちゃんの人形もマコにプレゼントされたりしていた。

 

 

タイミングの良いことに週末限定のDVDが貰えたのだが、男の子向けと女の子向けの両方貰えたのは良かった。

 

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DVDの内容はクリスマスが近いこともあり、タカラトミー商品の気合の入った商品プロモーションであった。

男の子向けはプラレール。

だが既にナルは電車への興味を失い、トモは電車への興味をすっ飛ばして仮面ライダーに夢中のため途中で飽きて視聴終了。

 

女の子向けはリカちゃん。

男児2匹の我が家ではまず遊ばれないリカちゃん人形関係のオモチャの濃厚なプロモーション(約90分)の内容なのだが、こいつがなかなか凄まじかった。

 

 

Kawaii !

女の子向けのDVDの内容は、男の子の2匹を育てている父親にはなかなか衝撃的な内容であった。 

プリンセス、ヘアアレンジ、ドレス、インスタ、スイーツ、キラキラした世界・・・

キンキンと甲高い声、キラキラした画面、そして何よりも『かわいい』への飽くなき追求。

 

女の子とは かくも幼き頃から『かわいい』を学び追求して育つものなのか!

DVDで次々に次々に紹介される価値観。

ヤバイ、何一つ共感できないし、分からない。

父親歴4年目にして何一つ理解できない自分に絶望したりもした。

ああ、ナルトモが男の子で良かった・・・

それが最初に浮かんだ嘘偽りのない感情であった。

 

Kawaii が世界共通に通じる日本語になったり、「カワイイはつくれる」というキャッチフレーズが人々の心を掴んだりするこの時代である。

「ああ、カワイイとはなのだな」と私は思った。

 

女の子は幼い頃から「かわいい」という価値観、作法を学ぶのだろう。

これにより、姪っ子のウルノちゃんが幼稚園のお友達に「髪型が可愛くない!」と侮辱された事件の真相が何となく理解できた。

つまり、「可愛くない!」という言葉には、容姿等の総合的な見た目ではなく、努力であったり、作法であったりの部分なってない!という事だったのだろう。

 

恋愛云々を語るとき、『男は別名保存、女は上書き保存』なんていうけれど、男の子は興味を持った対象を別ファイルで管理して、女の子は興味を持った対象を『カワイイ』というフォルダに保存しているんじゃないかという気すらしてきた。

 

  

男の子、女の子

ナルトモを育てる指針として『強く』育てるという考えはある。

それは、ジェンダーロールというよりも、何だかんだ言っても競争社会である現代社会において、幸福に生きるためには強さが必要だと思っているからだ。

『強さ』は肉体的な強さだけではなく、精神的であったり、勉学を含めた知性の部分も含む。

私はチビどもに、この世界で生きていくための武器になる『強さ』を身に着けて欲しいと思っているのだ。

 

では、もし女の子を育てるとしたら?

もし娘が居たら、私はやはり『強く』育ててしまうだろうな、と思う。

だが、本人が『可愛く』育てて欲しかったとしたら? 

そこできっと衝突することだろう。

 

 

女の子の生まれ持った願望に『可愛くなりたい』という想いは間違いなくあるのだろう。

可愛いものを愛で、自らも可愛いものとなりたいという想い。

可愛さは武器ともなるのだろうが、 やはりどこか保護を前提とした力のようにも思える。

だが、『かわいいは正義』とも言う。

確かに可愛いは強いのだ。

 

 

男の子と女の子。

『強く』と『可愛く』。

相反するような二つの価値観。

 ジェンダーフリーとはいったい何なのか。

どこを目指すべきなのか。

どこへ導くべきなのか。

そんなことをDVDを見ながら突きつけられ、暫くは眠ぬ夜を過ごすことになりそうである。

 

まあ、うちには息子だけで娘はいないから、大きな問題は無いんだけどね!

 

 

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