「ナル 3歳になる」 3歳までに学ばせたかったこと
9月18日 ナルが3歳になった。
「お前まだ3歳か!体感でもう6年は育てた気がするわ!」
時間感覚がおかしいんだ
マジで? まだ3年? 僕たちが出会って3年? たった3年なの?
いやいや、絶対6年ぐらいは育てたって。
3年のはずがない!
父親ですら倍なのだから、一緒にいる時間が更に長い母親だと3倍ぐらいの時間的なギャップがあるんじゃないだろうか?
そう思ってマコに聞いてみたら時間感覚など既に無いとのことだった。
(長い短いとかわからん)
大人になると、1年が随分と短く感じるようになった。
ルーチン化された仕事をこなす日々は、時間の経過を早く感じさせる。
気づくと私など四十路である。
だが、子育ては違った。
日々違う。
常に成長し、試行錯誤が求められる。ゆえに、濃厚で濃密でかけがえのない3年間だった。
ナルに学ばせたかったこと
私は3才までに、ナルに学ばせたかったことが2つだけある。
それは『愛情』と『幸福』だ。
誰に教わったわけでもなく、自分に必要だったものを問いかけて得た結論がこの2つであった。
この3年間、私の頭の中は子供たちのことばかりだった。
できるだけ多くの時間を子供達と共に過ごし、できるだけ多くのコミュニケーションをとった。
色々な場所に行き、色々なことをして、色々なことを話した。
だが、 近い将来、ナルはきっと3歳までのことを、ほとんど忘れてしまうだろう。
『幼児期健忘』https://www.psych.or.jp/interest/ff-25.html によって、この3年間の記憶は自然と失われてしまう。
だけど、私とマコが精いっぱい与えたつもりの『愛情』と『幸福』 は、きっと形を変えてナルの中に残ってくれると不思議と確信している。
大きな木になるためには、しっかりと根を張らないといけない。
そのための肥料が、愛情と幸福だと私は信じている。
マコへ
母親としての3歳の誕生日おめでとう!(って、俺も父親3歳だな。)
楽しい3年間だったな。
ナルとのこの3年間に、俺に後悔ややり残したことは何一つありません。
それは、マコのおかげです。
ありがとう。
これからもよろしく頼むよ。