「男の子ってマジ イーブイ」 男の子が興味を持つもの
全国の男の子を育てているお母様方、こんにちは。
毎日、男の子という「良く分からない生き物」を頑張って育てられている事と御苦労お察しいたします。
女性の目線からすれば、男の子の生態は意味不明、理解不能な部分も多いかと思われます。
本日は、かつての面倒くさい系男の子で、現在2匹の男の子を育成中の私が、ほんの一部ではありますが、そんな男の子の生態の一部をご紹介したいと思います。
一般的に、男の子は2歳前後で、最初の進化ルートの分岐があります。
自動車系(ロード)か、鉄道系(レール)です。
自動車系ルート
自動車系に進んだ場合は、その後の分岐にもよるのですが、大量のトミカのミニカーが家にあふれることになります。
小さいうえに、ぱっと見同じように見えるかもしれませんが、それぞれ違いがあるので、注意してください。
「僕のインプレッサがない! お母さん、探して!」
といった、神隠し発生時に「そもそもインプレッサってなんや?」と、対応に苦慮することになります。
また、自動車系に進んだ場合で、近くで工事などをしている場合は、工事現場詣(こうじげんばもうで)がイベントで発生することがあります。
これは、毎日長ければ1時間以上も工事現場の近くで、働く車の現場作業を観察するというイベントです。
できるだけ安全な場所を確保し、寒さ、暑さに注意して乗り切ってください。
自動車系ルートは、その後 乗用車系と働く車系の2つに分岐します。
乗用車系はトヨタやホンダ、日産といったカーディーラーで販売されている車の知識を収集するようになります。
それに付き合わされるわけですが、こちらのルートはCM等である程度の車名の知識がある方も多いかと思いますので、難易度は割と低めです。
ただし、ミニカーの増加速度は上昇します。
働く車系は、クレーン車、トラック、ショベルカーといった重機と呼ばれる主に建設や運搬作業用の大型機械の情報や、ゴミ収集車、パトカー、消防車といった業務用車両の情報を収集するようになります。
これらの働く車系とすれ違った際には、それがどこのメーカーのものなのかを一瞬で判別できるようにしておきましょう。
( トラックであればイスズ、UD、三菱など。ショベルカーであればコマツ、クボタ、コベルコ、日立、CAT 等。)
鉄道系ルート
鉄道系に進んだ場合は、家に溢れるものはプラレールと鉄道車両です。
プラレールは組み立てて展開した場合、かなりのスペースを取ることになりますので注意が必要になります。
せっかく片付けても、翌日にはまた組み立ててくれと言われることが多いため、居住空間とお母さんの心にスペース的な余裕が求められます。
また、鉄道系に進化した場合で、近くに踏切等がある場合は、踏切詣(ふみきりもうで)がイベントで発生することがあります。
これは、毎日長ければ1時間以上も踏切を通過する電車等を待つというイベントです。
できるだけ安全な場所を確保し、寒さ、暑さに注意して乗り切ってください。
鉄道系ルートは、その後 リアル鉄道系と機関車トーマス系に分岐します。
リアル鉄道系ルートに進んだ場合は、いまいち見分けのつかない車両の名前を覚えることになります。
これまでの人生で全く縁の無かった専門的な知識(E6系とかN700A等 車両の名称)を覚えることになりますので、注意してください。
都市にお住まいで、実際に電車に乗る機会が多い場合には、車内アナウンス、駅名等の情報も収集する場合があります。
インターネット等を駆使して、情報を集めてください。
トーマス系ルートに進んだ場合は、いまいち顔の見分けのつかない登場車両の名前を覚える必要があります。
双子設定の同型車両も多く存在しますので、注意が必要です。
また、毎週土曜日の午後5時30分からのNHK Eテレでの放送は、毎回録画が必須となります。
そして、録画のストックが溜まってくると、
「お母さん、この前のエミリーとディーゼルが喧嘩するお話が見たい!」
といった、無茶ぶりに対応する必要も出てきます。
上記の無茶ぶりに対しては、私もネットで色々調べたりしていたのですが、最終的には本屋で大図鑑を購入しました。
こちら、登場エピソードの情報も記載されており、非常に助かります。
その後の男の子の進化ルート
自動車系ルートと鉄道系ルートのいずれに進んだ男の子も、3〜4歳頃に正義の味方(仮面ライダー系、戦隊系)などまったく新しい方向への進化をすることでしょう。
一部、その道を極めようとする男の子も存在しますが割とレアです。
男の子たちはその進化にルートに応じて様々な情報、知識を獲得して行きますが、これらは基本的には人生の何の役にも立ちません。
ただし、彼らのその後の人生を豊かにしてくれるものですので応援してあげてください。
この後も、様々な遊びやスポーツに触れる中で、男子は色々と進化を重ね、長い年月を経て、最終的には お尻派 か おっぱい派 へと進化していきます。
その頃には、もうお母さんの手を離れているはずです。
やがて来る巣立ちの日まで、この面倒くさい男の子という生き物を、温かい目で見守ってやってくださいね。