「オペレーション 寝かしつけ」 2匹の男児をいかにして寝かしつけるか
我が家ではナルトモ寝かしつけ作戦は、毎日およそ21時ごろから開始される。
作戦概要
二人同時に寝かしつけようとする二正面作戦は、ナルとトモの連携により思わぬ被害をこうむることが少なくないため、各個撃破が作戦の主たる目的となっている。
マコがトモを寝かしつけている間に、私がナルを外に連れ出したり(21時に夜遊びする3歳児という別の問題が発生することは否めない)、我が家の2階キッズスペースに陽動し時間を稼ぎ、その後トモを撃破したマコと合流し、圧倒的戦力で寝かしつけるというのが、作戦の流れだ。
本日の成果
本日の作戦終了は21:50であった。
平均的ではあるが、トモを21:10に撃破済 であることを考えると、ナルに一人に手間取りすぎた感はある。
原因は私の担当した陽動が盛り上がりすぎて、トモ撃破後のナルの抵抗が苛烈を極めたという部分であろうか。
次回の改善に期待したいところである。
これまでの戦い
長かった週末の戦いを終え、ようやく自由になった我が身を省みる。
思えば、これでも随分と楽になった。
ナルは、育てやすい子だと思う。
なかなか寝ないこと以外は。
ちょうど1~2歳の頃は、21時頃から毎日ナルを連れて1時間ほどドライブをしてようやく寝かしつけていた。
隣の戦場
玄関から外に出て、夜風に身をさらし、そっと煙草に火を付ける。
明日は仕事だ。
長かった週末が終わる。
今週も、例のごとく満身創痍である。
我ながらよく頑張った、と紫煙を履きだしながらひとりごちる。
週末には、父母二人が居るからできるようなことをしているとはいえ、やはり疲れる。
毎日一人でナルトモの世話をしてくれているマコには、感謝しかない。
耳を澄ますまでもなく、隣家の戦いの音が聞こえる。
私の住んでいる分譲地内には、現在 6家族13人の子供たちが住んでいるが、その多くが未就学児である。
まだ、戦っている親たちが居る。
私は心の中でエールを送りながら、煙草を灰皿ですり消し、帰路に就いた。