「ゼロ距離」 子供との距離
休日はブログを書く暇がない。
当然、「じゃあ、平日は暇なのかよ!」という疑問が湧くと思われるが、その通りなんです。
このブログは基本的には、仕事中の空き時間か家族が寝静まった後に執筆されております。
今週末は、ナルトモ→マコ→私 と順調に循環されて廻ってきた風邪のウイルスが、予定調和のごとく私を襲い半日ほど寝込んだりもしていた。
そう言えば昨年もこの時期は、毎月新しい風邪をひいていたなぁ。
子供が風邪をひいたら大人が家の中でもマスクするようにしないと毎回うつってしまうな。
そんなことを考えながらマスクをして寝ていたらトモに剥がされ、鼻に吸いつかれていた。
あ、これ、マスクとかしても無駄なやつですね。
そりゃ、感染するわ。
小さい子供がいる家庭での主なウイルスの感染経路は、空気感染じゃなくて直接接触による感染なんだろうな。
子供と接するときって、子供の顔がすごく近くにある。
抱っこしたり、ご飯を食べさせたり、一緒に同じものを見たり、一緒に何かをするとき、いつもすぐそばに子供の顔がある。
普段、生活する中で大人同士で接近する距離に比べたら、子供と接する距離はもはやゼロ距離だ。
付き合ったばかりの恋人同士だって、こんな距離感は無い。
日常的に見つめ合い、抱きしめ、そして抱きしめられている。
私はかつて何者かになりたくて仕方がなかった。
何かになりたくて、何かにならねばともがいていた気がする。
だが、その念慮は子供が生まれ、綺麗さっぱり消え失せた。
今、私はナルとトモの父親だ。
これは何があってもこの先変わることはない確固たる私である。
私は父親になることで、何かしらの私を追い立てるような念慮から救われたのだ。
多分、その感謝の思いが今の私を動かしている。
ありがとう。