シコウ錯誤の日々

ナル(4歳男児)とトモ(2歳男児)のハザードレベルを上げるために日々奮闘中。

「ルールを変える」 熊本市議の赤ちゃん連れ議会出席問題

 

熊本市の市議会で、女性議員が生後7か月の赤ちゃんと一緒に議会に出席しようとして物議を醸している。

 

22日開会した熊本市の定例市議会で、女性議員が生後7か月の長男と一緒に出席しようとし、対応を話し合うため開会が40分遅れました。議員は「子どもと一緒に議会に参加して発言できる仕組みを整えるよう主張したかった」と話しています。

 

news.yahoo.co.jp

 

日本ではなかなかルールを変えるのが難しい。

社会情勢は変わってきているのにルールやら、慣例慣習やら、伝統やらを変えるのに非常に保守的である。

そのあたりのスピード感の無さが、日本の閉塞感の原因の様な気もする。

国という枠だけではなく、それは地域や、会社でも同じだろう。

 

 

弊社にもアホみたいなルールやら、習慣がぱっと考えただけでも幾つもある。 

それを皆が馬鹿らしいなぁと思いながらやっている。

自分で変えるのは面倒くさいので、誰かが変えてくれるまで放置状態だ。

 

ちなみに、そういう類の馬鹿らしいルールについては、私は本当に守らない。

規則では守らなければならないので、よくボスに注意される。

そして、私も反省したふりをするが、結局はやらない。

 

私はそういうゲリラ的な戦術を、交渉を有利に働かせるためにもよく使うが、まあ邪道である。

政治家がそれをやったらまあパフォーマンスなんだろうなと思う。

だが、自分の要求を通すためではなくて、社会を変えるためのパフォーマンスだから、それは正道である。

政治家の仕事はパフォーマンスであり、方向性を決めることにあるのだから。

 

 

このニュースを見たとき、私が最初に思ったのはナルトモと外回りの営業に行けたら楽しいだろうなぁということだった。

退屈なドライブが一気に楽しくなることだろう。

あとは、我が家でも今年の夏にあったトモの川崎病罹患による緊急事態

ああいう緊急時に、預け先も無くて、もうどうしようもなければ現実問題として会社を休むか、連れて行くしかないわけだ。

 

以前、同業他社の営業マンから昔は子連れで外回りしていたという話を聞いたことがある。

もちろん、会社には内緒でである。

もう何十年も前の話なんだろうけれど、車でいろいろな場所にこっそり連れて行っていたらしい。

良く言えば、牧歌的で大らかな時代だ。

悪く言えば、いい加減な時代であったのだろう。

 

 

待機児童の問題も、解決策は未だ見えてこない。

働きたくても預け先が無いのであれば、これはもう連れて行くしかない。 

多分、柔軟で先進的な企業は社内託児等を含めて子連れ出勤を導入しているはずだ。

優秀な人材が集まって来やすくなるだろうから、普通に考えてそっちの方が単純にメリットがある。

 

ずっと昔は、子供を預けるような場所なんてなくて、子供を連れて働いていた。

だけど、子供連れだとどうしても効率が落ちたり危なかったりする仕事もあったから、子供を預ける場所ができたのだろう。

そして、今再び子供を預ける場所が足りなくなったのであれば、子供を連れて働く社会に回帰していくはずだ。

歴史は繰り返すのである。

案外、保育園を整備する方向にエネルギーを使うよりも、こっちの社会に進める方が面白いかもしれないけどね。

 

 

どちらにしても、ルールは絶対のものではなくて変えられるものである。

やり方は色々とあるのだろうけれども、所詮人が作ったものであるということを忘れてはならない。

物事をより良い方向にするために作ったはずのルールでがんじがらめで動けなくなるぐらいだったら、一度取り去ってしまった方が良いかもしれない。

その方が世界はずっと良くなるだろう。

 

 子連れ出勤中  ではありません