シコウ錯誤の日々

ナル(4歳男児)とトモ(2歳男児)のハザードレベルを上げるために日々奮闘中。

「秋の日の公園巡り」 お父さんという名の遊具

 

今日は気持ちがいい秋晴れの一日だった。

 

 

家族で公園へ

午前中は家族4人で市内の南江戸公園に行ってきた。

秋晴れの青空の下、木製のアスレチック遊具で遊んだり、ドングリを拾ったりして遊ぶ。

空は青く澄んでいて日向はポカポカと温かいけれど、日蔭はもう随分と肌寒い。

これからのお出かけには上着が一枚必須だな。

 

ナルは前に来た時には出来なかったことが、どんどん出来るようになってきている。

これは身体の成長が大きな要因なのだけど、本人にとっては一つの成功体験となるのだろう。

公園にはそんな機会がゴロゴロしている。

 

トモは歩けるようになって広がった世界を思う存分満喫する。

ほんの1ヶ月前までは歩けなかったのがもう信じられないぐらいだ。

てくてくと歩きまわり、いろんなものを手に取る。

ナルよりも無鉄砲な気がするのは、次男坊の特性だろうか?

 

 

 

近所の公園へ

午後からは、マコが病院に健康診断を受けに行くスケジュールだったので、男3人で過ごすこととなった。

最近、トモがしっかり歩けるようになってきたので、いよいよ男3人で遊ぶことができるようになってきたな。

 

大人1人で子供2人を見るというのは結構大変だ。

3人だけで公園で遊ぶのは実は初体験であった。

まず、手始めに近所の公園に繰り出す。

 

基本的にはトモから目を離さず、ナルが求めればトモを抱っこして遊具に上がる。

時には遊具の上でナルと遊び、遊具の下のトモに何か起こりそうであれば飛び降りてでも駆けつける

これは、母親では体力的にきついわ。

公園はどう考えてもお父さんが頑張るべき場所だ。

 

 

 

お気に入りの公園へ 

一時間ほどがっつり遊んだ後、マコの健康診断が終わったという連絡を受けた。

「そろそろ家に帰るか?」とナルに尋ねてみると、「青いトンネルの滑り台のある公園に行きたい」と仰られる。

それは、ここから車で30分ほどの場所にある、伊予市のしおさい公園のことである。

最近ナルはこの公園がお気に入りなのだ。

 

結局、トモの機嫌も良かったので、15時を過ぎていたが向かうこととした。

疲れで眠ってくれればなどと思っていたが、車内ではナルもトモもご機嫌で無事に本日3つ目の公園であるしおさい公園に到着。

割と人気の公園なので、日は傾きかけていたが家族連れもまだまだ沢山いた。

 

 

 

ナルはその公園のシンボル的な海中トンネルに見立てた青いトンネルの滑り台を、何度も繰り返し滑っていた。

一人で階段を上がって行き、一人で滑る。

つい先日までは私と二人でなければ出来なかったことが、今は一人で出来るようになった。

ナルの日々の成長をリアルタイムで確認する。

繋いでいた手を離す日は多分そう遠くは無いのだろう。

秋の空を見上げて、少しだけ寂しくなったりした。

 

自動販売機でジュースを買って3人で飲んだ。マコには内緒だ。

 

その後、車に戻るためにトモを抱っこしていると、ナルも抱っこしてくれとせがんできた。

ついさっき、その成長に感傷的になったばかりなのに!

仕方がないので、私は父親の威厳を見せるべく左腕でトモを、右腕でナルを抱っこして車へと向かった。

途中坂道があったが、ここぞとばかりに駆け上ってやったわい。

 

 

帰り道に考える

帰りの車の中でも、ナルもトモもご機嫌であった。

朝から3つの公園を巡り、疲れているはずなのにニコニコと笑っている。

今日一日、ナルはほとんどトモに意地悪したりはしなかった。

むしろ、2人で手を取り遊び、トモを助けたり凄く仲の良い兄弟であった。

そんな2人は珍しいので、私も気付くと超ご機嫌であった。

 

 

オモチャは奪い合うが、遊具では助け合う。

なぜだろう。

家や児童館にある数多くのおもちゃは、大抵ナルが所有権を主張して、それを使おうとするトモと喧嘩になる。

そして、トモを泣かせたり、泣かせたことを叱られ、泣いたりする。

だけど、公園の遊具ではそれは起こらない。

 

ナルが公園の遊具は自分のものではないと認識しているからかもしれない。

ナルとトモの2人だけじゃなくて、他にも多くの知らない子供たちがいるから、仲間としてトモに接してくれているのかもしれない。

そのあたりのメカニズムは今のところ謎である。

 

奪い合えば足らぬ 分け合えば余る。

結局、争うことは悪循環だ。

争うことにエネルギーを取られてしまって、本当に必要なものまで失われてしまう。

楽しく遊べて、争いもなかった今日という日は、ナルとトモにとっても素晴らしい一日だったことだろう。

 

喧嘩せずに遊んだ方がずっと楽しい。

そのことにナルやトモが気付くのには時間がかかるだろう。

独占欲をコントロールすることができるようになるのも、まだずっと先のことだろう。

だから、当分の間は親がそういう機会を作ってやるしかない。

 

これからが育児の本番だ。

お前達が求める限り、私は幾らでもそれに応えよう。(体力が続く限りな!)

お父さんに休んでいる暇などない!

 

追記

よく考えたら、お父さんも分類的には遊具だわ。

 

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