「親ペナルティ」 子供を持つと幸福度は下がる!?
今日初めて知ったのだが「親ペナルティ」という言葉があるらしい。
社会学に、「親ペナルティ」という言葉がある。
子供を持つ夫婦と子供を持たない夫婦がそれぞれに感じる幸福度のギャップのことで、一般的に幸福度は「子供を持つことによって下がる」と言われる。(記事より引用)
正直びっくりした。子供を持つと幸福度は下がるらしい。
じゃあ、不幸になるのに、なぜ人は子供を欲しがるのか?
そんなある意味 哲学的な問いに半日ほど頭を悩ませることになってしまったよ。
そして、うちの子達の写真を見ながら、「じゃあ、こいつらがいない人生って・・・」と考えて、ぞっとした。
ありえない。考えられない。
まあ、社会学の言葉なので、子育ては社会的な(親とか地域とか国とかの)支援を受けられないと大変だよってのを比較するパラメータとしての言葉なのだろう。
おそらく子供を持つ夫婦と子供を持たない夫婦それぞれ100組に「今幸せですか?」とアンケートして、それぞれ幸せ、不幸と答えた割合を比較しました的な幸福度。
集団と集団を比較したときに見られるギャップを意味する言葉なので、個人の親になる前となった後の比較の言葉ではない。
(だと思うんだけど、ググっても冒頭記事関連以外ヒットしなかった。
もしくは、麻雀用語として、摸打られた時の親の払いが多いことの説明(笑)。)
幸福度なんて言葉を使うから、違和感を覚えてしまう。
ようするに日々の大変さの比較だ。
自分の時間は無くなる。
仕事と家庭の板挟み。
共働きなのに家事を手伝ってくれない旦那。
変わらない社会。
プリンが3個しかなければ父親は食べられない。
このあたりの葛藤は確かに子供がいなければ生じない問題だ。
でも、キャパオーバーして幸福を感じられなくなったとしても、「じゃあ、子供いないほうが良かった?」って聞いたら、「NO! 子供がいて良かった!」って言うと思うんだよな。
そもそも、多くの親がペナルティと感じ、2人目3人目の子供を躊躇するのは我が身への親ペナルティを恐れてではなく、生まれてくる子供、既に今いる子供に十分な何かをしてやれないのではないかという、子供へのペナルティ(不利)によるんじゃないだろうか。
我が身に降りかかるペナルティではなく、子供たちへのペナルティならば、さすがに躊躇する。
親ペナルティ(罰則)があるなら、親プライズ(報酬)もある。
それこそ何物にも代えがたく、プライスレスなものが、挙げるのも馬鹿らしいほどにある。
親になると、自分の大好物のプリンでも、一つしかなければそれを子供に与えられる。
子供の幸福を自分のものとして感じることができる。
それが、最大の親プライズだ。
でも、プリンは一口で良いからちょうだいね。