「育児で怒らないために私が心がけている3つのコト」 叱っても心は怒らずに
3年ちょっと父親やってるけど実は一回も子供に怒った事がない。
マコにも確認したけど、マジで怒ったことが無いようである。
結構育児には関わっている方だと自負しているし、叱る時は叱るし、イライラしたりすることはある。
けれど、感情に任せて声を荒げるレベルまでは怒りゲージが上がらない。
私の精神が悟りの境地に達しているからではないのは、数カ月に一度は職場のボスと激しくやりあっていることからも明らかである。
正直、自分でもなぜ怒らないのか分かっていなかったのだけど、改めて自己分析してみて、常日頃心がけている事についてまとめてみました。
ポジティブな意味で諦めている
おもちゃをとりあう、兄弟で仲良くできない、ご飯を食べない、歯磨きをしない、トイレに座ってくれないなど子育てで困ることは山ほどある。
だが、そもそも成長を待たないと現時点では子供の方に対応させるのが難しいことについては、最初から諦めている。
それを求めるのも酷なことだし、期待するからそれが裏切られたときに失望や怒りを覚えるのだ。
子供と遊んでいると、公園などで前回来たときには遊べなかった遊具が、今日は遊べるようになっているということがよくある。
これは、何か練習したからじゃなくて、ただ成長したからなのだ。
この年齢に必要なのは、練習じゃなくてただ成長することなのだと思う。
やらないんじゃなくて、まだ出来ないんだ。
奴らはまだ未完成なのだから。
大人になると成長とは、本人の努力や勉強や練習の成果によって出来なかったことが、出来るようになる事を意味してしまう。
だけど、子供にとっての成長に必要なのは何よりも時間なんだと思う。
焦るな、まだ早い。
結果にとらわれるな。
過程を楽しむんだ。
ナルもよく言っている。
「もうちょっと大きくなったらできる!」
その言葉を信じてやろうじゃないか。
上手くいかないときはさっさとプランBに移行する
子育ては思ったようにいかないことばかりだ。
昨日はやってくれたのに、今日はやってくれない。どうして!
そういう時は、プランAに固執することなく、さっさとプランBに移行する。
プランBに移行しながら、プランCを考える。
プランCでもダメなら、プランDだ!
最終的には、かなり邪道な方法になったりするが、目的地が同じであれば良いのだ。
私は子育ての基本はトライ&エラーだと思っている。
だから、怒っている暇があるならば、次の手を考える事にエネルギーを使う。
怒って熱くなった頭では、妙案は浮かばないものである。
本当に問題を解決したいのであれば、怒ってはいけない。
育児本やネットにある情報は、全てプランの一つに過ぎない。
決してマニュアルではないのだ。
でも、プランを増やすのは決して無駄ではないから、インプットは怠ってはならない。
だけど、子供に合っていなければさっさとプラン変更するのが大切だ。
理想は捨ててはいけない。
だが、固執するのは良くない。
ちなみに、私はトラブルが起こって思考を大回転させるのは実は結構好きだ。
想定外のことが起こると、ちょっとワクワクする。
この性質に助けられているような気もする。
育児なんて想定外ばっかりだからね。
日々余裕をつくる
時間的な余裕、体力的な余裕、精神的な余裕、金銭的な余裕。
余裕があると、育児を楽しむことができる。
余裕がないと、育児は本当にしんどい。
家事育児を夫婦で分業してやってしまえば、夫婦そろって色々と余裕ができる。
余裕ができると、めんどくさいことへの対応も少し楽にできる。
日常的にキャパオーバーしている場合には、何かを捨てたほうが良い。
育児はなかなか捨てることができないので、家事をずばっと切り捨てる。
そして、一度余裕ができるまでライトモードで回して、 余裕ができてきたらノーマルモードに少しずつ戻していく。
そして、常日頃準備をしておくことも大切だ。
余裕があるときにこそ想定して、準備をするのである。
問題が起こった時に余裕を持って対処するにはどうすれば良いだろうかを考えておく。
準備は貯金のようにいざという時頼りになって、発生したトラブルに専念する余裕を生んでくれる。
トイレにスムーズにいかせるためには?→トイレにサンタクロースを貼ってみよう
歯磨きをスムーズにさせるためには?→ キューレンジャー歯ブラシを使ってみよう
ご飯をしっかり食べさせるためには?→面白い柄のランチョンマットを使ってみよう
外でぐずったら→ナルの好きな袋入りラムネを鞄に入れておこう
こういった準備は案外楽しいものである。
効果があればなお嬉しい。
そんな感じで、常日頃余裕を作るように頑張っていたら、最近は本当に余裕ができてきた。
ナルトモが寝静まった後に数時間は誰にも邪魔されず、誰にも文句を言われない自由な時間が持てるようになってきた。
まず自分がやりたい事をやったり、自分の時間を確保しようとしていたらこんなに上手くいかなかったように思える。
本当の最大の要因
まとめると、心構えとしてポジティブな意味で諦めるゆとりある気持ちで(心)、トラブル発生時には粘り強く投げ出さずに臨機応変な対応を心掛け(技)、常に余裕を作るように動きながら次の想定と準備を怠らない(体)。
これが仕事でも出来ていれば、私はきっと今頃すげー出世してるね!
まあ、最大の要因は私が不惑といわれるアラフォーのおっさんで、昼間は面倒なくせに可愛くもない人間を相手に仕事をしているからかもしれないんだけどね。
ナルトモは本当に可愛いからなぁ。(親ばか)
誰もが子供に怒りたくはないはずなんだ。
だから、自分なりの怒ってはいけない理由や、怒らない秘訣を見つけて欲しい。
そしてそれを頭で理解するだけじゃなく、しっかり腹に落とす事が出来れば良いなと思います。
とは言え、まだ3年。たった3年です。
育児はまだ始まったばかりで、これからも続いていきます。
ナルトモはどんどんヤンチャにめんどくさく育っていく事でしょう。
怒らなくて済むなら、それに越したことはないはずなので、これからも笑顔で日々を過ごしていきたいところです。
怒らない育児はこれからが本番だ!
ちなみにマコは
ちなみに、マコもほとんど怒らない。
マコの場合は、怒りゲージが溜まった時は怒って爆発させるよりも泣いている。
子供相手にも、私と喧嘩してもよく泣いている。
怒りを相手にぶつけるよりも、高まった感情は涙で洗い流してクールダウンしているのかもしれない。
超必殺技:クライング・フォー・クールダウン
怒りゲージを消費して泣く。
泣いて間が取れるし、多少すっきりできる。
怒りゲージが子供に向かわないので便利。
ナルトモは男子なので女性の涙に弱く効果は覿面。
難点は家族の前以外ではあまり使えないこと。
これはこれでスゲー技だ。
まあ、マコが怒っていたら、私の努力不足が原因だね!
あまり泣かさないようにしようと思います。
我が家の日常風景。この状況を笑顔で見守ってくれるマコは神。