シコウ錯誤の日々

ナル(4歳男児)とトモ(2歳男児)のハザードレベルを上げるために日々奮闘中。

「いい夫婦の日」 夫婦のパワーバランス

 

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11月22日はいい夫婦の日だ。

 

現在、我が家では妻のマコは専業主婦をしている。

専業主婦をしているが、私はもちろん家事も育児もするようにしている。

そのおかげで、今のところ夫婦円満、家庭円満だ。

 

平日は家に帰って風呂の掃除、ナルトモとお風呂に入る、ナルトモの歯磨き、朝のゴミ出しあたりが私の担当業務である。

休日はこれに加えて、食事も私の担当である。

あと、洗濯物も干すよ。

 

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いかにして私の家事スキルを磨かれたか

かつて結婚する前、私とマコはしばらくの間、桃色の同棲生活をしていた。

そして、生活はピンクだったかもしれないが、その頃マコはブラック企業で働いていた。

 

マコが働いていた会社のブラックたる所以は、労働時間の長さ、サービス残業、休日の少なさ、給料の安さとにあった。

いつも朝9時ごろから夜10時ぐらいまで働いていただろうか。

週休2日ということだったが、確定なのは日曜日の1日だけ。

あともう1日は、マコが店長だったということもあり休めたり休めなかったりだった。

 

当時、私は朝8時から遅くても夜8時ぐらいまでの労働であったので、当然私の方が早く帰宅することになる。

だから、早く帰ってくる私が主に家事の料理洗濯については担当していた。

料理のレパートリーが一気に増えたのはこの経験のおかげである。

(掃除は今も昔もあまり得意じゃないです)

 

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ブラック企業は働いている人間の周囲の人からも搾取する

マコは仕事そのものには、人の健康やら幸福に関われるような仕事だったこともあり、やりがいやら充実感やらは感じていたようではあった。

店長だったので責任感もあったのだろう。

やりがい搾取というヤツか。

当時の日本はデフレ経済の真っただ中で、労働者の価値は低く、よくある話である。

 

だが、いかんせん。

そのやりがいやら充実感やらが、社員ではないマコの周りの人間なしには成立しないのだ。

マコが生活していくには、かつてはマコのお母さん、そしてその当時は私の協力なしには成り立たないレベルだった。

 

同棲して半年が経過して、我慢ならなくなった私はマコに仕事を辞めるように伝えた。

そんなクソみたいな会社さっさと辞めろと。

辞めたらちゃんと面倒は見てやるからと。

そして、その後すぐに入籍して、マコは会社を辞めた。

なんだかんだで、しばらくは同じ会社でアルバイトとして働いていたが、ナルの出産を機にマコは専業主婦となって、その後しばらくして2人目のトモが生まれ現在に至っている。

 

 

あの頃、私は怒っていた  

あの頃、私は毎日、夕ご飯を作ってマコの帰りを待ち、ご飯が終わったら洗濯をしたりしながら、家事の不平等について憤っていた。

その頃の私たちは、恋人同士だが所詮は他人同士だった。

私の頭の中には、自分の方が稼いでいるのに、なぜ毎日家事をしなければならないんだ!という不満があった様がな気がする。

 

マコに対してだけではなく、マコが働いているブラック企業に対しても憤っていた。

残業代も碌に出さないくせに、夜遅くまで働かせることによって、一緒に暮らしていた私が迷惑を被っていたからだ。

全く、ブラック企業はそこで働く社員だけじゃなくて、その周囲にまで迷惑を振りまくのでさっさと潰れた方が良いね!

 

ブラック企業でなくても、旦那の帰りが遅くなると一緒に暮らしている家族が迷惑を被ることになる。

私は身をもってそれを学んだ。

だから、私はさっさと帰る。

私の身体は、もう私一人のものではないのだ。

 

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専業主婦と働く旦那は対等であるべきだ

そして、現在。

マコが仕事辞めて専業主婦になってからの方が、夫婦仲は対等になった気がする。

 

外で働いてお金を稼いでくる私と、家でナルトモの世話をするマコ。

どちらが偉いのか? 

そんなことを競うのは、会社で営業と技術と経理と事務とでどの部署が一番偉いのか競うぐらい馬鹿らしいことだと思っている。

それはただの分業なのだ。

 

マコが昼間ナルトモの面倒を見てくれているから、私は安心して働ける。

可能であるなら、私が専業主夫をしてナルトモと過ごすこともやぶさかではないのだが、そこは分業。

適材適所と言うよりも、私の会社の方がマコの会社よりもマシだったから私が働いているにすぎない。

 

そして、私は1人でナルトモの世話をすることの大変さを身をもって知っている。

2人の面倒を見ながら家事までしてくれる。

余裕があれば私のお弁当も作ってくれる。

マジかよ!マコすげぇな!

  

 

私とマコはもう他人同士ではなく家族だ。

そして、お互い全く違う事やってるからこそ感謝し合い、リスペクトし合えているのだろう。

 

夫婦共働きだと、このあたりの平等性を保つの大変そうだな・・・ 

給料やら労働時間やら家事育児の負担分担で絶対揉めるわ・・・ 

でも、揉めても話し合って前に進んでいかないといけないんだろう。

 

 

かくして、私は今日も家事育児に精を出す

というわけで、私は仕事が終わったらさっさと帰る。

仕事が終わって無くても、さっさと帰る。

フラリーマンとかあり得ない。

  

 

旦那が家事育児をしないと、妻の機嫌が悪くなる。

当然だ。

妻の機嫌が悪くなると、イライラして子供に辛く当たったりして、家庭内の雰囲気が悪くなる。

当然だ。

そんな、家に帰りたいか?

そして、やがては妻は子供を連れて出て行ってしまう。

そんな、人生を送りたいか?

 

 

妻のため、家族のためというのはまあそうなのだけど・・・

結局、私は自分が幸福な人生をおくるために家事育児をしているのだ。

  

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