「オバケが来るぞ!」 鬼から電話がかかってくるアプリ
ナルは割とビビりである。
1歳前後の頃、ナルはライオンが怖かった。
怖くなった理由は、私がライオンの迫真の声真似で「グァオゥ!」と吠えたからなのだが。
絵本でもライオンが出てくるページが近づくと、私の背中に隠れたりしていた。
その特性を利用して、当時 近づいてほしくない場所にはお札のようにライオンの写真を貼っていた。
だが、すぐにナルはライオンへの恐怖を克服し、ライオンの真似をするようになった。
ライオン=怖くて強い という図式なのだろうか。
今でも威嚇のポーズをしながら「がぁおぉ」と、時々唸っている。
いまだにプリンターにはライオンの写真が貼ってある。(ボタンを押せないように貼った)
現在、ナルが怖いものは時々『オバケのおちよさん』からかかってくる電話だ。
有名な鬼とかオバケとか怖い奴らから電話がかかってくるスマホアプリである。
賛否両論あるこのアプリ。
なにしろ、小学1年生のユアちゃんでも、初めて鬼から電話を受けた時に怖いって涙ぐんじゃったからね。
女の子だからね。
(ちなみに、鬼を見せたのは私ではなく、近所のミクトくん(5歳)です。)
この手のダブルバインド(寝るorオバケ)的 な育児方法についての取説は以下の記事が非常に勉強になったので、覚書的にリンク。
基本的には、ダブルバインドなやり方は、私はあまり好きではない。
だが、慌ただしい日々の育児の中ではどうしても使いがちになる。
(「~しないと怒るよ!」も厳密に言えば、これと同じか。)
手段を選ぶには、心にも時間にも余裕が必要だ。
ナルには提案型の交渉が有効なのだが、全てがうまくいくわけではない。
親の都合だが、どうしてもそれにしたがって貰わねばならないときもある。
そのあたりはまだまだ試行錯誤しなければならない。
ナルは「おにきたら おとうさんがやっつける?」と聞いてくる。
私は「お父さんがいるときだったら、やっつけるよ」と答える。
ナルは嬉しそうに笑う。
ナルは私を信頼してくれているし、私もナルを信頼している。
この信頼関係をしっかり継続させていこうと思う。