「ダメなものはダメ!」 説明するのが面倒くさいのか!?
トモが日々やんちゃに育っており、 うれしい限りである。
日々、ヨチヨチと歩き回り、ナルの造った作品を破壊したり、おもちゃを奪って泣かされたり、母の乳を噛んでみたり、父に離乳食を吹きだして笑ったりしている。
日に日に人間っぽくなってきている今日この頃である。
叱らない育児(期間限定)
何かと悪さをしでかすのだが、トモのことを誰よりも叱っているのは、おそらくナルだ。
まあ、ナルが一番直接的に被害を被っているからなのだが。
何かと「ダメ!!」と叱っている。
叱っているというよりも怒っている、かな。
一方で、割と父と母は傍観している。
もちろん、紙を食べていたら取り除くし、料理中の足元に近づいてきたら、遠ざける。口では「ダメよ~」と言っているが、言い聞かせるよりも問題の直接排除がメインだ。
「トモちゃん わからんの?」
「赤ちゃんやけん、わからんのよ」
「ふーん」
ナルは何回言っても分かってくれないトモに手を焼きながらも、何度も懲りずに叱ってくれる。
いつから叱ろうか
ちなみに、躾にまつわる「いつから叱る?」という問題があるが、私は言葉が通じるようになってから叱れば良いと考えている。
怖い顔して、声を荒げれば、多少の効果はあるかもしれないが、それは躾ではあるが、動物の調教に近い。
何が悪いのかわからないのに叱られるって、私なら嫌だ。
かつての面倒くさい子供
似たような話で、私はかつて「ダメなものはダメ!」と言われるのが嫌だった。なんだよそれ。
なんでダメなんだよ。子供ながらにそう思っていた。
「こうしなさい!」と言われても、なぜそうしないといけないのか、理由を聞きたがるような そんな非常に面倒くさい子供であった。
ナルもトモも私の子だ。
きっと面倒くさいやつらに違いないから、私は「ダメなものはダメだ!」などと言わずに、しっかりダメな理由を説明してやりたいと思っている。
だから、とりあえずは言葉が通じるようになってからだな。
「こら~ トモ!」
禁止されていることをして、トモが振り返り悪戯っぽく笑う。
どうも大分言葉が通じるようになってきているらしい。
ナル、トモ、喜べ!
お父さんは面倒くさい子供だったから、お前たちが面倒くさく育ったとしても付き合ってやるからな。