シコウ錯誤の日々

ナル(4歳男児)とトモ(2歳男児)のハザードレベルを上げるために日々奮闘中。

「君はどう育ちたいか」 親が望む姿、子供が成りたい姿

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いきなり家庭訪問 

幼稚園に入園してまだ間もないのだが、さっそく家庭訪問があった。

そこで、担任の先生から、色々と園での様子等話を聞くことが出来た。

話の中で「園では我慢してたり、遠慮してる感じもある」という事を教えてもらう。

何というか、想像通りである。

 

なお、マコと先生が色々と話をしている後ろで、近所の子供達とハッスルしまくっていたらしい。

幼稚園で見せる姿と、家で見せる姿、どちらが本当のナルなんだろうね。

 

 

内弁慶アームズ!いざ!出陣!

ナルはどこからどう見ても内弁慶タイプである。

気心が知れた相手にはガンガン自分を出せるのだが、そうでない相手には引いてしまう。

公園や児童館でも、初対面の相手に自ら関わっていくことはまずしない。

かと言って、向こうからガンガン来られても、ちょっと引いてしまう。

このあたり微妙な力加減と相性が必要なのである。

 

まあ気持ちは大いに分かる。

なぜなら、かつて私もそうだったからだ!

 

私もナルも長男だからだろうか。

性格的な共通点が数多く見受けられる。

ナルが何を考え、何を感じているのか何となく分かることがある。

長男は何事にも慎重である。

血筋というか、生まれもっての性格も大いにあるんだろうけどね。

 

 

親が望む姿

プレ保育時代、ナルには親友の『りゅうのすけくん』がいた。

りゅうのすけくんはどちらかというと、積極的に引っ張っていくタイプらしい。

 

「りゅうのすけくんが うさぎにぼうをたべさせてた」

「りゅうのすけくんが しらんところにいってた」

「りゅうのすけくんと えいえいごっこした」 

 

りゅうのすけくんの行動を楽しそうに報告してくれたものである。

話を聞いて、ガンガン前に出ていくので、面白がってナルがそれについていくという関係なのかな、と想像していた。

 

 

もっとガンガン積極的に行けばいいのになぁ。

ナルがりゅうのすけくんみたいに、積極的になると良いなぁ。

そんなことを、まぁ思わないでもない。

 

家庭訪問でも、どんな子供になって欲しいですか?と、先生に聞かれたらしい。 

マコも「もっと積極的に色々な輪に入っていくようになって欲しいですね」と答えたという。

 

だけど、なぜそんな風に育ってほしいのかと自問自答したら、特に深い理由はないな。

明るく積極的な子供って、なんか大人の理想なんだろうね。

もしくは、かつて自分が成りたかった自分の姿なのかもしれない。

 

 

子供が成りたい姿

じゃあ、ナルはどんな自分に成りたいのだろうか。

そんなことを考える。

 

りゅうのすけくんのように、積極的に前に出行く自分に成りたいのだろうか。

仮面ライダービルドのように、悪い奴をやっつける強い自分に成りたいのだろうか。

私のように、冷静沈着イケメンナイスガイな自分になりたいのだろうか。

 

おそらく、そんなイメージすらまだ無いんじゃないかなと思う。

これから、多くの人に出会い、成りたい自分を探していくのだろう。

取り敢えずは、ナル自身がなりたい自分を見つけるまでは、あまり変に手を加えずに温かく見守ってやろうと思っている。

 

特に内面のことだしな。

生まれもっての特性が陰気なヤツに、常に陽気にふるまえというのもなかなか酷なことである。
ナルの場合は、生まれ持っての特性は陽気なヤツなので、それをどう出していくかっていう問題でもあるんだろうなぁ。

 

 

親なんて植木の添え木で良いんだと思う。

強い風が吹いたら支えてやれる添え木で。 

どの方向にどう伸びるのか、どう伸びたいのかは、きっと子供たち自身が決めることなのだ。