「お兄ちゃんなんだから、弟なんだから」 兄弟の関係性
弟は兄の背中を追いかける(お兄ちゃん大好き)
兄弟喧嘩は日常風景
長男ナルと、次男トモを見ていると、結構性格も違っていて面白い。
ナルは、遊ぶの大好きで、食事や睡眠よりも 遊ぶことを優先させる。
将来、お小遣いは全額おもちゃに突っ込むタイプである。
性格はこだわりが強く、思い通りにならないとすぐにぐずったりもする。
凝り性で、何かにはまるとそればかりに集中している。
一方のトモは食欲旺盛。
将来、お小遣いは全額おやつに突っ込むタイプである。
目が覚めるとまず「ぱん!ぱん!」と、食事を要求するのが日課だ。
ぱん、にゅうにゅう(牛乳)、にーにー(おにぎり)、ばーばー(バナナ)、ちーちー(イチゴ)等 特定の食べ物を表す言葉を早々にマスターして、自分の要求を伝えてくる。
性格は甘えん坊だ。
最近は二人で絡んで遊ぶことも多くなった兄弟である。
そんな二人が喧嘩をする時、我が家では仲裁に入るタイミングは基本的にはどちらかが泣いた時である。
「おー どうした?」
両者から事情を聞き取ったり、現場検証をして、どちらが悪いのかを判断する。
我が家では基本的には「悪い方が悪い」の理念のもと、非がある方が叱られる。
「お兄ちゃんなんだから、弟なんだから」と、立場を理由にして何かを判断するのは教育上あまりよろしくないのでしないことにしている。
そういうわけで、まだ1歳なのにトモが悪ければ、トモも叱られる。
もっとも、トモはまだまだ言葉が通じない部分が多いので、叱ったところで効果はイマイチではあるが。
育ってきた環境が違うから
生まれ持っての性格とは別に、やはり育った環境というのは大いに性格に影響を与えるように思う。
トモは生まれた時から母親と父親以外のもう一人の同居人から影響を受け続けている。
トモは日々ナルを観察している。
そして、お兄ちゃんが興味があるものに、同じように興味を向ける。
アンパンマンや自動車や電車への興味をすっ飛ばして、仮面ライダービルドを好きになったのには驚かされる。
遊びたいおもちゃは日常的に奪われてしまうため、日々打たれ強くなっていく。
最近ではおもちゃを取られたぐらいではほぼ泣かなくなった。
こうやって、次男は鍛えられていくんだなぁとしみじみ思う。
一方でナルには先発部隊としての苦労がやはりある。
私もマコも、子育ての体験はまずナルを通して経験し、ブラッシュアップしたノウハウをトモに適用できる。
第一子ゆえの役得というか、苦労というか。
私もマコも第一子で下に妹弟がいるなので、そのあたりは良くわかる。
私はナルに対しては「お兄ちゃんだから」という言葉をよくかけている。
お兄ちゃんであることを理由に不利益を与えるつもりは無いが、お兄ちゃんであることはやはりアイデンティティとして欲しいからなのだろう。
私自身は兄であることで不利益を受けた記憶は無く、兄であることを、兄として育ったことを誇りに思っているので、ナルにも是非そう思ってもらいたいなと考えている。
これからも、否が応でも兄弟で互いに影響を与え続けることだろう。
ナルがトモの兄であることも、トモがナルの弟であることも変えることができない事実であり現実である。
二人はこれからも、この関係に折り合いをつけながら、兄弟を続けていくことだろう。
互いに自慢の兄、自慢の弟と思えるような関係になってくれると良いな。