「おおきくなりたいから」 自分のことは自分でやりたい
幼稚園グッズ試着中
最近、長男ナルには介助しすぎて怒られることが多くなった。
先日もいつもの感じで、風呂上りに体を拭いてやって、その後服を着せてやっていたら突然怒り出した。
「なるちゃん じぶんでやりたかった!」
そう言って、一度着せてやった服を全部脱いで、自分で着ようとする。
マコからも「できるだけ自分でやらせてあげて」と言われていたのだが、ついつい介助してしまう。
今までの感覚と、介助したほうが手っ取り早いという思いが私の中にあるのだろう。
「おとうさん、なんでやったん?」
服を着せてやった理由を問い詰められる。
理不尽だ。
そう思いながらも「何でだと思う?」と訊いてみた。
「おおきくなりたいから」
それは、ナルが自分のことを自分でやりたい理由なのだろう。
大きくなりたいから。
そういうことなのだ。
成長したいからこそ自分のことは、自分でやりたがる。
自分のことは自分でやるということが成長であるとナルも認識しているのだ。
「おとうさんも おおきくなりたいの?」
「そうだね。ナルが大きくなるなら、お父さんも大きくなりたいね」
介助することに慣れてしまうと、ルーチンとして手が動いてしまうし、私がやった方が圧倒的に手早い。
しかし、これからの時期は出来る限りナルにやらせてみて、ナルが手助けを求めるならそれを手伝ってやるというスタイルにしなければならないのだろう。
これまでも、自分でやりたいという部分はあったのだが、最近はそれが一気に増えてきたという感じである。
暫くは挑戦の時期が続くので、何かと面倒くさいことも多いだろうが、ここはしっかりと見守ってやるべきところである。
ナルへの関わり方を少しアップデートしなければ、と痛感した出来事であった。
そうは言っても、ついつい無意識にナルが自分でやりたかったことを先回りしてしまい、怒られる日々である。
「おとうさん なんでやったん!」
「やりたかったから!」
「だめよ!わかった?」
「はーい」